去る2024年8月7日(水)、千葉県柏の葉のUDCKにて、AIを活用した画期的な防災教育イベントが開催されました。災害モンスター研究所とGlobalBunny共催のこのイベントは、最新技術と防災教育を融合させ、子どもたちに新しい学びの場を提供しました。

AIキャラクターが防災のお助けマンに

イベントの目玉は、防災のプロフェッショナル石橋氏が開発したAIキャラクター。子どもたちとリアルタイムで対話しながら、様々な災害シナリオキャラクターを作り上げていく。災害クイズや、災害のキャラクターをしたなんじゃもんじゃゲームなど、遊び感覚で実践的な防災スキルを学べる工夫が随所に見られました。

参加した小学5年生の佐藤さん(仮名)は、「AIキャラクターを作成するのは楽しかった。災害の時どうすればいいか、よくわかった」と目を輝かせました。

グローバルな視点で防災を考える

イベントではさらに、インドからの留学生による母国の災害事例紹介も行われました。モンスーンによる洪水や干ばつなど、日本とは異なる災害リスクについて学ぶことで、子どもたちの視野が大きく広がった様子。

「日本以外の国の災害のことを知れて、びっくりした。世界中の人と協力することが大切だと思った」と、4年生の田中くん(仮名)は感想を語っておりました。

専門家のコラボレーションが生む相乗効果

石橋氏の防災教育ノウハウに加え、視覚的にも内容的にも充実したプログラムが今回は実現。特に、自分たちで今後起きるであろう災害を想像しながら、描く「災害モンスター設計書」作りは、ただ単にキャラクターを生成するのではなく、しっかりと災害を想定して準備を自ら考えなくていけないという内容になっており、楽しみながら災害について学ぶことができました。

社会的な注目度の高さ

イベントには複数のプレス関係者や都内の小学校教員も見学に訪れ、新しい防災教育の形に高い関心が寄せられました。ある小学校の教諭は「AIを活用した防災教育を正規のカリキュラムに組み込みたい」と前向きな姿勢を示していました。

今後の展望

「AIを活用した個別最適化された防災学習プログラムの開発や、子どもたちのへの防災知識の共有など、テクノロジーを活用した新しい防災教育の可能性を追求していきたい」。

今回のイベントは、テクノロジーと教育の融合が持つ可能性を明確に示すものとなりました。子どもたちの安全を守りつつ、創造力と問題解決能力を育む新しい教育の形が、ここから始まろうとしています。

(文責:GlobalBunny大舘)

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