お昼ごはんがおわって、次は2時間目の授業です。
1時間目はパラシュートづくりに挑戦しましたが、次は何を作るのかな…?
2時間目:プラスチックのリサイクルについて学ぼう!
講師:Naya(カーボベルデ,東京大学大学院PhD,大気海洋研究所)
2時間目の講師は、東大で海洋環境について研究を行うNaya先生です。出身はアフリカ大陸の西に浮かぶ島国カーボベルデ。大人の方でもカーボベルデという国を知っている人は少ないのではないでしょうか?世界のあらゆる国と地域から学生が集まってくるまちだからこその貴重な出会いです。
Naya先生は、国際的なカンファレンスでプレゼンテーションの賞を受賞したことがあるなど、まさに授業の達人。子どもたちもみるみるうちにスライドに引きこまれ、Naya先生にもなついていきます。
今日の授業のテーマは「地球環境」。地球が干からびないように、生物多様性が失われないように、住めない場所にならないようにするには、それぞれの人が3Rs:「Reuse」「Reduce」「Recycle」を日々の生活の中で行うことが重要だとNaya先生は言います。
「Reuse」「Reduce」「Recycle」のそれぞれの意味については、イラストを用いたクイズ形式で勉強していきます。ゴミが種類ごとに分けられているのがRecycleでしょうか?それとも、一つの箱に乱雑にゴミが捨てられているのがRecycleでしょうか?
スライドを使った授業はここまでにして、今日は3Rsのなかでも「Reuse」の実践のひとつとして、身近なものを使って空になったビンを再利用してみましょう。使う道具は、絵の具・筆・パレット・シールだけ。自分の好きなようにビンの周りをペイントして、オリジナルの容器を作っていきます。
子どもたちが集中して色塗りをしている間、Naya先生は一人ひとりの席を回って、何のイラスト・模様を描いているのか尋ねます。全部英語で答えるのは難しくても、自分のビンを先生に見せながらなんとか伝えることができました。
40分ほど経ったところで世界に一つだけのオリジナル容器が完成!最後はそれぞれのビンを手に持って記念撮影です。お花を生けてもよし、鉛筆立てにしてもよし、並べて飾ってもよし、自分なりのReuseをしてみましょう。身近なところから地球を救うアクションが大切だというNaya先生のメッセージのこもった、活気のある2時間目でした。
文責:Tatsuro(Global Bunnyボランティア,東京大学大学院修士2年)