前回のBunnyReport#3では、カーボベルデ出身のNaya先生による3Rsのレクチャーと、空きビンを使ったReuseの実践を紹介しました。さて、1日目の授業も折り返し!3時間目です。

3時間目:災害の備えについて学ぼう!

講師:Paolo(フィリピン,東京大学大学院PhD,サステイナビリティ学専攻)

3時間目の講師は、1時間目のBenji先生と同じく東京大学大学院でサステイナビリティ学を専攻するフィリピン出身のPaolo先生です。同じサステイナビリティ学といっても、Benji先生は環境保護や植物が主分野ですが、Paolo先生は災害のリスクやマネジメントが主な研究テーマ。日本だけでなく世界中の国と地域で異常気象が問題となっているなど、非常に重要なテーマのひとつです。

出身国フィリピンでは災害対策センターで勤務した経験もあるPaolo先生とともに、災害への備えについて考えてみましょう。

Paolo先生は災害分野のスペシャリスト。子どもたちにもわかりやすいようイラストを用いたゲームを通じて学んでいきます。

Paolo先生が子どもたちの前に取り出したのは、それぞれ「地震」「津波」「洪水」「噴火」を表す4枚のイラストです。この4つのイラストを4方の壁に貼りつけます。

「洪水(flood)」を表すイラスト。世界各国で深刻な課題となっている気象問題です。

ここでPaolo先生が子どもたちに「地面が揺れたら起こる災害はこの中でどれ?正解だと思うイラストのところに移動しよう。」とクイズを出題。子どもたちはお互いに釣られるようにして「地震」のイラストのところへ移動しましたが、これはPaolo先生のひっかけ問題。答えは、「In the middle of “earthquake” and “tsunami”.」。地震が発生すると津波のリスクもあるので、2枚のイラストの間に移動すれば正解だったようです。

クイズを通じて、それぞれの災害のリスクについて理解していきます。もちろん英語です。

災害について何問かクイズをしたあとも、いくつかエクササイズ。これらの災害にもしも遭った場合に、自分のバッグに何を入れて避難するか考えて、画用紙に列挙していきます。「スマートフォン」「懐中電灯」「水・食料」など基礎的なアイデアのほかに、「Paolo先生」という珍回答も笑。Paolo先生はバッグには入りきりませんが、たしかに災害のスペシャリストと一緒に行動していれば少しばかり安心かも…?

最後はPaolo先生と記念の集合写真です。子どもたちにはやや難しいテーマだったかもしれませんが、Paolo先生がクイズなどの、子どもでも親しみやすい形でレクチャーしてくれました。

自分の考える避難グッズを描いた画用紙をもって記念の集合写真です。

文責:Tatsuro(Global Bunnyボランティア,東京大学大学院修士2年)

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