こんにちは!
遅くなってしまいましたがこの記事では、2021年12月24日(金)に行われたクリスマス特別企画「1日留学IN柏の葉」の様子を紹介していきます。

1日留学では、世界中から研究の為日本に来ている東京大学大学院の留学生を中心に講師に迎え、彼らの特技や研究内容を子ども達が英語を通し学べる企画です。
イベントの詳細はこちらからご覧ください。

Responsible Consumption and Production〜つくる責任つかう責任〜

講師:NAIDOO, MERLE 現役大学講師

この日は一限目から豪華な講師陣。講師は、南アフリカ出身で東京大学大学院で博士課程を修了し現在大学で講師を務めているMERLE先生。サステナビリティ学を長年研究してきており、現在も研究員として東京大学大学院に籍を置いています。

イタリア人の夫と夫婦揃って共に博士課程を取得する為に来日。
専攻は、「南アフリカと日本のフードマーケット」で両国の食物廃棄やフードサプライを得意としております。

まず授業の最初に、南アフリカについての説明からスタートしました。
「南アフリカを知っている人?」「ラグビーが強い?」など子ども達を和ませる為に、
多くの質問を投げかけます。この日は、クリスマスという事で南アフリカのクリスマスの過ごし方についても学び「クリスマスにビーチに行くの!?」など驚いている様子。
南アフリカのクリスマスシーズンは「夏」と発見があったようです。

Environmental Problems(環境問題)

  • Plastic pollution(プラスティック汚染)
  • Water pollution(水質汚染)
  • Food waste(食品廃棄)
  • Global warming(地球温暖化)

さて、ここからがこのクラスの本番です。

Do you eat all your food everyday??
毎日残さずご飯食べてますか?

突然先生が子ども達に質問をなげかけます。
子ども達は、「食べてるよ!」「Yes」などと答えながら食べ残しのスライドの写真を見ながら「まだ食べられるのにもったいない」「こんなに残している」といった反応を見せます。
先生の、みんなは残さず食べてるかもしれないけど食べ物を捨てたり残してる人も多くいる。そして、アフリカには食べ物を十分に得る事が出来ない子ども達がたくさんいる事を写真や動画で紹介し世界の状況を目の当たりにした子ども達。

他の環境問題についてもスライドを利用しながら子ども達に繰り返し質問を
投げかけていき理解を深めていきます。

SDGs〜様々国の人から直接学ぶSDGs〜

今回の講義は目標12〜つくる責任つかう責任〜がテーマ

最近は、大手企業がより良い自然環境を目指す為に持続可能な製品を開発したりSDGsを
社内のフレーズとして掲げている企業がたくさん見られます。
小学校でもSDGs教育を取り入れている学校は増えてきており、子どもの頃から自然環境について理解を深めることはとても大事です。世界中の子ども達、特に先進国の子ども達が地球に優しい「エコ」について勉強し理解を深め実践をしていけばこの先の未来は少しずつ変わっていくはずです。

他国の人から学ぶ環境問題

日本は先進国である為か、「エコ」の意識が他国より低いと感じる事がありませんか?
SGDsを日本人から学ぶのと世界の様々な人から直接学ぶ事には大きな違いがあります。
今回の講師MERLE先生は、南アフリカ出身という事もありそして、自身が「持続可能な食物」について研究をしている事もありアフリカの子ども達が直面している問題を自身の経験を踏まえて”日本の子ども達に伝えたい”そんな思いが込められた講義になっていました。

MERLE先生が日頃持ち歩いている手作りのエコバックを披露している様子
SDGsを英語で触れる事が出来るのものもこの講義の見所

この講義の教訓

  • Pick up trash
  • Don’t waste food
  • Don’t waste energy
  • Save water

今回参加頂いた子ども達には、英語で既に自身の考えを述べれる事が出来る子、また英語はまだまだこれからという子が両方参加しておりました。
この1日の講義で英語力が大幅に改善される事は難しいですが、英語を学ぶことで直接世界で起きている問題を知る事が出来る、世界の人と直接意見を交換する事が出来るそんな気づきを得てくれたらなと思います。

Global_bunnyは来年度から、子ども及び大人が直接留学生や研究者から社会課題を学ぶ事が出来る環境を整備していきます。試験の為の英語ではなく、多様な文化やバックグランドを兼ね備えた人々とコミュニケーションを実際に取る事で新たな気づきや発見もあります。
世界中から集まってきている人材を最大限有効に活用し、柏の葉(国内留学)の拠点となるように整備を進めていきたいと考えております。

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