大好評の大人向け企画(模擬クラス)も、第三弾となりました。
過去3回を通じ、ますます改良を重ねており、本リリースも間近となっております!
皆さん是非参加してみてくださいね。


(※第一弾レポート:Sustainable Developmentはこちらから)
(※第二弾レポート①:東京大学大学院での研究内容はこちらから)
(※第二弾レポート②:オンライン英語学習の効果的な方法を紹介!はこちらから

今回は、Life Below Waterー-SDGsの14番目の目標、「海の豊かさを守ろう」です。
是非一度このレポートを読む前に、心の中で、
「海の豊かさを守るため」に何が出来るか?を考えてみてください。

講師紹介

今回の講師は、バングラディッシュ出身のイスティ先生。東京大学大気海洋研究所の研究生として、博士課程に在籍しています。日本で学ぶ留学生のうち、約3%しかいない、文部科学省(MEXT)の国費留学生(スーパーエリート!)でもあります。そんな彼は、海洋物理学と水資源管理のスペシャリスト。「イスティと呼んでください~」と明るく挨拶をし、セッションがスタート!

海はいま、危機に直面している

先生の自己紹介や、母国バングラディッシュの紹介の後、海の豊かさについての講義が始まりました。地球の約7割は水で占められており、そのうち殆どが海水とのこと。この数値からも、海の豊かさを守ることは、地球環境を守る事に繋がると分かります。

研究の一環で海に潜る事もあるそうですが、魚たちはとてもカラフルで、群れを成して泳いでいたりもする。でもその反面、海水汚染は進んでおり、人間が出したゴミが大量に浮いている。海はいま、危機的な状態にあるという先生。

例えば産業汚水による汚染、人々が出す日常のゴミ、最近ニュースでもよく取り上げられる、プラスチックごみによる汚染。大型船が転覆して、オイルが流出することもあります。また、日本の問題だけ見ても、漁獲量が減少していること、海水汚染が進みつつあること、また、漁業で生計を立てる人々の賃金が低い事、なども問題の一例として挙げられました。

バリ島の写真。無数のペットボトルが浮遊している。
※セッション終了後は、字幕付きの動画配信があるので、復習もできます!※

クリティカルシンキングとは何か?

海の問題に限らず、持続可能な開発や国際的な課題を考えるときに必要な、クリティカルシンキング(批判的思考)。そもそも、クリティカルシンキングとは何でしょうか?

クリティカルシンキングを直訳すると、批判的思考。「クリティカル=批判的」という訳に引っ張られると、理解が進まないのですが、つまりは論理的に筋道立てて考え、意見を述べること。そしてその意見は、しっかりとした根拠に裏付けられていることが大切です。

クリティカルシンキングを実践してみよう!

言うのは簡単ですが、実践は難しい。下記の例題で考えてみましょう。

航海中に遭難し、無人島にたどり着いた6人がいます。彼らは一生懸命働き、1年かけて、やっと母国に戻るためのイカダを作り上げました。このイカダに乗れば、1か月で国に帰る事が出来ます。

しかし大きな問題に気付きます。食料や水を積むと、どうしても1人が乗れなくなってしまう…。6人が乗れる大きなイカダを作るには、また更に1年程掛かります。更に悪いことに、6人中、1人は病気で動くことも出来ません。さて、あなたならどうする?

この4つのうち、どれが一番あなたの意見に近いでしょうか?

1.病人と介護者の2名を島に残し、4人でイカダに乗る

2.病気かどうかは関係なく、公平にするためにクジを引いて、イカダに乗る5人を選ぶ

3.食料を積まずに、水だけで1か月耐えると決めて、6人全員でイカダに乗る

4.更にもう1年かけて、大きなイカダを作る


与えられている情報は限られているので、この中で自分の意見を述べなければなりません。
あなたならどうしますか?参加者は意見を求められ、英語で回答していきます。
もちろん、その意見を支える理由も説明しなければなりません。

先程のクリティカルシンキングを用いて、
論理的に筋立てされた意見を、英語で考えることができたでしょうか?

シンプルに考えよう

そしてもう1つ大切なことは、シンプルに考えること。
皆さん、キリンを冷蔵庫に入れてくれ!と言われたら、どう答えますか?
どのぐらいの冷蔵庫なんだろう、電源はどうするんだろう、どこに設置するんだろう、と細部を考えれば考えるほど、解決策が遠のいていく気がしますね。

答えは単純、「とにかく突っ込む!」です。笑

根拠や裏付けを探し求めて、アクションが取れなくなる時。そんなときは一度シンプルに考えることも重要です。

社会課題を考えるほど、様々な情報や思考に囚われて、大事なアクションが取れなくなる経験をしたことはありませんか?そんな時は一度シンプルに考えてみてください。クリティカルシンキングを持ち、シンプルに考える。この二つが大事なんだ、と先生は言いました。

海の豊かさを守るために、あなたができる事は何ですか?

ではクリティカルシンキングと、シンプルに考えるを実践し、
冒頭の質問、「海の豊かさを守る為にできる事は何か?」を再度考えてみましょう。

シンプルに、でも論理的に考える。
海の豊かさを守るためにできることは、なんだろう?
そしてそれを、英語でどうやって伝えたらいいんだろうか?

参加者全員が、それぞれ今持っている知識や、個人の価値観に沿って思いを述べていきます。あなたは何を考えましたか?そして、その考えを英語で論理的に述べる事が出来ますか?是非、一度声に出してみましょう。

なかなか思い通り話せない…伝わらない…論理的に考えられているのか分からない。
英語になると途端に話せなくなる…色々と気付きがあるかと思います。是非、今後リリースする大人向けのオンラインセッションで、発言する力をつけていきませんか?

英語で考え、発言する力を伸ばそう!

大人向けのオンラインセッションでは、自分の意見や考えを、英語で発表する機会を用意しています。先生から授業を受けて終わり、ではなく、先生と参加者と、皆で発言しながら作り上げていくクラスです。

ここで、現段階で企画してるセッションの内容をお知らせします。

少人数で双方向のクラスだから、発言する機会をたくさん作れる。
また、日本人だけではなく、海外からゲスト参加者(今回はガーナから!)も参加します。
つまり、ネイティブが話す英語を聞いて、フレーズや表現の取得ができる。日本人以外の視点から、国際問題を共に議論できるのです。


そして英語学習は復習がとても重要!
言えなかった表現、単語を後から調べる。分からなかったフレーズを調べる。これらはすべて、Youtubeの字幕生成機能を使用した復習動画の配信で解決できます。

また、セッションの後に交流会も用意しています。コロナ禍で新しい人との出会いが減っている中、異業種交流とするも良し。効率的な英語学習法を聞くも良し。人と繋がり、新しい価値観を知る事で、自分の知見を広げていきませんか?もちろん、講師との交流会もありますよ!

最後に、講義内容に関連する小論文を作成&講師陣からの添削もあります。現役研究者や、博士号を取得した講師陣の添削を受ける機会なんて、日本にいたらほぼ皆無ですよね?
Life Below Waterについて考えたこと。自分が出来るアクション。それらを英語で考え、発言するだけではなく、筋の通った英文を書く。オンライン英会話レッスンにしては珍しく、ライティングまでカバーできるセッションになっています!

Step out of your comfort zone!

大人向けオンラインセッション、間もなくリリースとなります!


柏の葉には、素晴らしい経歴を持った留学生がたくさんいらっしゃいます。
彼らから学び、そして、意見交換するように発言することで、自分の発信力も高めていける。そんなセッションを用意していますので、是非楽しみにしていてください。

模擬クラスを開催するにあたり、こんな声を聞きました。
自分の英語が心配。ついていけるか分からない。発言できるほどの自信がない。留学生の専門分野、英語で分かるかどうか不安。周りのレベルが高いかもしれない…

もちろん、色々な不安があるかと思います。
でも、STEP OUT OF YOUR COMFORT ZONE、新しい一歩を踏み出しませんか?

動かない限り、何も変わらない。動けば新しい世界が見える。最初から不安を感じて、挑戦しないのは勿体ないと思いませんか?コロナ禍で海外に行くことのハードルが上がってしまった今だからこそ、オンラインで世界と繋がりましょう!

セッションの一部

By Haruka

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA