先日の第一弾に引き続き、大人向け企画第二弾(模擬クラス)を実施しました。
正式リリースに向け、日々調整を繰り返しています。
近々正式に告知&予約可能になりますので、是非楽しみにしていてくださいね!
前回のレポートはこちら:”持続可能な開発”と”創造力” について

初回に引き続き、今回も東京大学大学院で学んでいるデールさん(Dalelan)から
“生態経済学–先生の研究内容の紹介” と、”映画を通じてリスニング力を鍛えるクラス”を開催して頂きました。テーマがそれぞれ違うため、二部構成でお伝え致します。
1本目は、先生の研究内容の紹介から。

大学院で研究をする留学生の、講義や研究内容は聞いてみたいけど、難しそう…
そう思っている方、講義後に使えるとっておきの裏技があります。実は私も活用しました。
是非このレポートを読んで、不安をなくしてくださいね!

講師紹介

今回の講師は、8月に開催されたミニミニオリンピックでも講師を務めて頂いた、
ジャマイカ出身のDalelan先生。
東京大学大学院では、Ecological Economics–生態経済学を研究しています。
前回は元スプリンターの経験を活かし、子ども達にトレーニング方法を伝授してもらいましたが、今回は大人向けクラス。先生の研究内容の紹介からセッションが始まりました。

今回の参加者は5名。
模擬クラスの参加者として、ご協力いただきました!

“OA” impacts on “SIDS” environment.
What’s “OA” and “SIDS”?

まずは自国ジャマイカの説明から。先生が “SIDS(シッズ)” という単語を引用しました。

小島嶼開発途上国(SIDS:Small Island Developing States)とは:
 小さな島で国土が構成される開発途上国。地球温暖化による海面上昇の被害を受けやすく,島国固有の問題(少人口,遠隔性,自然災害等)による脆弱性のために,持続可能な開発が困難だとされる。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/sids/sids.html 外務省より引用

ジャマイカの主な産業は、観光業や漁業です。
しかし今、”Ocean Acidification–海洋酸性化”が、ジャマイカをはじめとするSIDSに影響を与えています。先生は海洋酸性化が与える影響を、ある貝を通じて研究しているとのこと。

研究のポイントは、3つあります。
1つ、海洋酸性化が進む中で、生態系(珊瑚礁など)がどのように変化するか。
2つ、気候変動の影響下にあるSIDSは、いかにして経済成長を遂げられるのか。
3つ、生態系と経済活動のバランス(調和)をどのように取るのか。

海の生態系を理解することで、”環境保護”だけではなく、
”経済活動”との調和点、境界線を探る。
先生は直接触れませんでしたが、これも”持続可能な開発”の論点だと感じました。
そして先生が研究対象としている、”Queen Conch–ホラ貝の一種”が登場します。

The queen conch and the economics of fishery.

カリブ海で収穫できる大きなホラ貝。欧米諸国では食用にされており、ジャマイカは世界2位の輸出国とのこと。この貝殻の99%は、”アラゴナイト:炭酸カルシウムからなる鉱物”で出来ているため、海洋酸性化が進むと、殻の形成自体ができなくなってしまいます。

海洋酸性化が進行するにつれ、この貝はどのような運命を辿るのでしょうか。
環境に適応するために、より多くのエネルギーを費やして、殻を作ろうとするのか?
それとも、天敵(捕食者)に駆逐されてしまうのか?

いずれにせよ世界2位の輸出国であるジャマイカが、経済的打撃を受けることは容易に想像がつくでしょう。先生は様々な手法やアプローチを用いて、海洋酸性化が及ぼす影響を研究しているとの事でした。

英語の講義を復習し、理解度を高めるコツ

ここまでの講義をダイジェスト版でまとめた動画がこちらです。


難しいな、と思った方、ご安心ください。
Youtubeでの字幕付き再生(※セッション終了後に、参加者へ限定配信予定)
Language Reactorというツールを用いて、講義内容を1文ずつ振り返ることが可能です

<Language Reactorでできること>

  • 日本語、英語の字幕を同時に表示できる(どちらもオフ、日本語のみオフ等も可)
  • 字幕を消していても、マウスオーバーすると、一文ずつ字幕を表示してくれる
  • 分からない単語も、マウスオーバーすれば意味を表示してくれる(青吹き出し)
  • 右側に字幕一覧を表示しており、再生ボタンを押せばその字幕のシーンから再生できる
  • 不明な単語は右クリックすると、ハイライトされ、単語帳として保存可能

Laungage Reactorの使用シーン。
字幕なしで聞いて、不明点だけ字幕を表示する事が可能。

講義をこのように振り返ると、理解度が何十倍にもなります。

まずは、興味はあるけど難しいかも…?と躊躇せず、セッションを受けてみる。
そして理解できなかった点は、講義終了後に配信されるアーカイブを見て、
Language Reactorを活用しながら振り返ってみる。
そしてレポートを書いて、学んだ内容を、自分の言葉で言語化してみる。

実際にこのプロセス(講義参加→復習→本レポート作成)を経て、格段に理解度が増し、
次に先生とお話出来たら、いろいろと質問をしてみたい!と思えるようになりました。
また、次のレポートでお伝えしますが、自分の発言(発音)を振り返るのも効果的です!

大人向けクラス、着々と準備を進めており、今後も様々なテーマで行っていく予定です。
英語力が不安だと思う方も、まずは一歩を踏み出してみませんか?

【参考】Laungage Reactor 使用方法まとめ

1:Google Chromeをダウンロードする >>こちら

2:Laungage Reactoreをインストールする >>こちら

2まで進むと、「Chromeに追加」という文字が出てきますので、こちらをクリックし
出てきたポップアップに記載の、「拡張機能を追加」をクリックします。

この状態でYoutubeを閲覧すると、先程のような字幕が表示されます。
(※動画自体に字幕がないもの、自動字幕再生が有効ではないものは、非対応のようです)

細かい設定は、画面右上にある歯車マークから。
ただし非常に使いやすいデザインとなっており、感覚的に操作できるので
すぐに慣れ親しみ、活用して頂けること間違いなし!です。

その他ブログ等で活用方法をまとめている方もいらっしゃいますので、
是非皆さん参考にし、英語学習に役立ててみてくださいね!!

By Haruka

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